縄文、弥生時代は今から1万年前、その先は石器時代ですが、当時の平均寿命は35才と言われています。
実は私は子供の頃、死んだらどうなるだろうと死後の事をいろいろと考えていました。
皆さんは人には生まれ代わりが有ると思いますか?
私は生まれ代わりは有ると信じてます。
仏教に六道輪廻と言って、地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人間道、天道があります。仏教において迷いあるものが輪廻するという6種類の迷いある世界のことを示し、この六つの世界を無限にくり返し生まれ変わることが六道輪廻なんです。
これは死後に赴く世界ではなく、心の状態として捉えることもできます。
しかし極楽へ行けばもう輪廻はありません。これが解脱で輪廻からの解放です。
以前、送り人と言われる納棺師の講演を聞いた時、心に残った言葉があります。
「死に様は生き様」という言葉です。
死んだ姿は生きていた時の世界を表しているとのこと。
だからこそ汚れた身体を綺麗に丁重に棺に納める。この様な言葉が心に残っております。
天道、享楽の世界ではあるが、煩悩から解き放たれておらず、仏教に出会う事もないため
解脱も出来ない。
天人が死を迎える時5つの変化が現れる。これを五衰(天人五衰)と言います。
垢まみれ、悪臭、汗、居場所を好まなくなり、頭の上の花が萎む。
まさに人間道、人間が住む世界である。四苦八苦に悩ませる苦しみの大きい世界であるが
楽しみもあり、唯一自力で仏縁に出会える世界であり、解脱し仏になりうるという救いも
ある。
死者を弔い、お墓をつくる。これこそが人間道の救いの世界では無いでしょうか。
お墓をつくることで亡くなった方は救われていく。善を尽くせば、善い世界に辿り着くと信じています。