日本独自の信仰とは
今回は今までにもたびたび触れてきましたが、日本独自の信仰にもとづいたお墓づくりについてお話します。
日本の民俗信仰にもとづくお墓づくりは、神仏儒の混合信仰にもとづいているんです。
神仏儒、といいますと皆さんご存知の通り神道、仏教、儒教のことですよね。
神仏儒の特長とはそれぞれ、神道の「祖先崇拝の機能」、仏教の「仏菩薩の慈悲と救済」、そして儒教の「生命の連続性への祈り」なんです。
このようにそれぞれの宗教にそれぞれの特長がありますよね。
そして神道、仏教、儒教それぞれの特長を配合して、まるで和漢生薬のごとく、じわじわと効力を発揮し、家系の繁栄を祈念するもので、これが日本独自の民俗信仰にもとづくお墓づくりになってきたのです。
お墓づくりは心の拠りどころづくり、家系繁栄の源づくり、家の根っこづくりです。
これも前にお話しましたが、お墓を建てる四大原則というものがあります。
一、まず家の宗派のご本尊様を迎えること。
ニ、墓石には奉る全戒名を刻むこと。
三、お骨を母なる大地に還すこと。
四、家の宗派の写経を和紙に書いて裸で納めること。
これがお墓を建てる時の原則なんです。
私共やすらぎやではお施主様に必ずお勧めしている大事なことです。
お墓開きの時にはお写経を納めていただいています。
このように日本の信仰の原則にのっとったお墓づくりをおすすめしているんです。