最近、大変感動した本があります。そのお話をしたいと思います。
それは「運命を開く小さな習慣」という本で、これは世界一のエステティシャンといわれる今野華都子さんと、遺伝子研究の世界的な権威である村上和雄さんが語る、幸運に恵まれる生き方のヒントが詰まった本です。
その本の中で今野さんは、3つの習慣が人生を大きく変える、と言っています。
まず笑顔、次に肯定的なハイ、そして相手の話にうなずく。
この3つだけで幸運に恵まれるんですね。そして、顔を洗うとは、心を洗うこと、とも言っています。まさに世界一のエステティシャンらしい言葉ですね。
遺伝子研究の村上先生は、細胞1個が偶然に出来る確率について語っています。
細胞1個が偶然できる確率と言っても、普通想像もつきませんが、それは1億円の宝くじに連続100万回当選するようなものなんだそうです。
もう気が遠くなるような確率でまさに奇跡です。そんな細胞を人間は60兆個も持っている、あり得ないほどまれな存在なんですね。もうこれは生きているだけでいくら感謝してもしきれません。このことが少しでも分かるのか、ぜんぜん分からないかによってその人の生き方や考え方が大きく変わってくるんです。何事にも感謝できる人というのは、自分たちの体が大自然からの借り物であるということが、なんとなくでも分かっている人だと思います。
また村上先生は、人とチンパンジーの全遺伝子暗号の配列の違いはわずか3.9パーセントといっています。この違いはですね、遺伝子のスイッチがオンになったりオフになったりする時にはたらく配列の違いだけなんですね。
私たちは心の持ち方ひとつによってオンとオフを切り替えられるわけですから、それだけで一段階上の人間に進化できる可能性があるんですね。ポジティブな心は良い遺伝子をオンにし、ネガティブな心は悪い遺伝子をオンにします。
そして、村上先生は祈りが遺伝子をオンにする、という仮説を持っています。私もそれは全く同感です。祈りには大きな力がある、ということはいつも実感していることです。