質問

「私の父方のお墓が静岡県富士宮市の大石寺にあります。父は信心深くて毎日お経を上げているような人なので、なるべくお墓参りにも多く連れて行ってあげたいのですが、車の運転もできなくて、電車を乗り継いでいくとなるといつも大変です。そのためになかなかお墓参りにいけません。私としても、もっと頻繁にお墓参りに行きたいので、家の近くにお墓を移したいのですが、信心深い父のことなので間違ったことはできません。どうすればいいでしょうか。」

答えは明確です。

この方の家族構成がわからないのですが、今後Ｙ子さんがこのお墓を守っていかれると仮定するなら、お墓を移すことがよいと思います。

お父様には静岡にあるお墓は今後私たちが守っていくとまず伝えてください。

その上で、私は車の運転が出来ず、お父様も電車の乗り継ぎでお墓参りが大変になってきたので、地元に改葬を、お墓の移転を考えているのですが、お父様のお考えをお聞かせくださいとお尋ねしてみてください。

ご自分の考えを伝えてから、お父様のご意見を聞くのがいいでしょう。

案外お父様自身も近くに移転したいと思っていたかもしれません。子供たちに負担になるので、相談しづらかった。でも子供たちがお墓参りを大切に考えていてくれるのなら、自分も協力してこの地元名古屋に移転しようかとのお答えがあると思います。

この場合で大切なのことは何かといいますと。これからも自分たちがお墓を守ること、自分たちが先祖供養をしっかりとしていくんだ、ということをお父様にはっきりと伝えることなんですね。

お墓が遠いことを一番気にかけていたのは信心深いお父様だと思います。先祖を守る跡取りのことが心配であり、Ｙ子さんが守ってくれることがはっきり分かれば、お父様は安心して老後を送ることができます。お墓の移転はお父様にもＹ子さんにもよいことなのです。

（このようなご質問は、家族構成や家系図があるとより明確にお答えできます）