ラジオ番組リスナーからの質問 お墓参りの作法
質問
「お墓参りする時の、作法と言うものはあるのでしょうか。あるのでしたら教えてください。」
お墓参りはご先祖様を思う供養の心が大切で、そんなに堅苦しい作法と言うものは意識しなくてもいいです。
今までお話ししたように、家族そろってご先祖様のお墓にお参りすることが大事で、それは子供の教育や家族の絆や家の発展にとても役に立つのです。
ですからまずお参りするということが大切なんです。
そしてこれは作法、と言うわけではないのですが、私のお参りの仕方をお話させていただきます。
私の場合、日にちを決めてお参りしています。
月の始まりの1日はお墓参りと氏神様へお参りします。15日はお墓参りだけをします。
毎朝行っているのは、神棚の榊とお仏壇のお花のお水替え、お水のお供えです。神様は般若心経、お仏壇は三誓げという仏教では大切な誓いの言葉を唱えて一日が始まります。
榊の一枝は三年目のものです。
この方はお参りの時間帯とか持って行くものについてもご質問されていました。
やはりお墓参りはなるべく早い時間がいいです。明るい時にお参りした方が気分も晴れやかです。
私の場合は日が昇る頃お参りします。その時にお掃除、草取りセットを持っていくといいです。
墓地の草取りは無心になれます。これが実に気持ちがいいです。
感謝の心を持ってお参りすると、心配事や恐れが心の中から消えていきます。
そうしていると、ご先祖様の霊が悲しむようなことは一切しない、勤勉に努力しようという心が生まれます。
そうやって仕事に励めば、神仏のご加護がいただけるんですね。