お墓の減少について
皆さんは今現在、一年間に立てられるお墓はどのくらいあると思いますか。
なんとなく減ってきているなあと感じる方も多いと思います。
お墓作りは今現在で年間約30万基あるといわれています。
また、改葬といわれるお墓の建替えは約8万基あります。
改葬が8万基といいましたが、これは墓じまいの数ではありません。
最近はこの数字がメディアを通じて墓じまいと勘違いされているようです。
でも皆さんが思っている通り、お墓作りは年々減少しています。
お墓参りの大切さとその効果といったものを学ばれている皆さんは、お墓作りが減っているという今の状況は少し不安になりますよね。
今この国ではお墓作りの減少と共に、家庭が荒れてきています。
歴史と文化を忘れた民族は亡びるといわれていますが、日本人が日本人の心を忘れている気がしてなりません。
日本人は元々自然信仰、八百万の神を信じる民族です。
万物のすべてに命が宿り、食事をする時には、いただきます=いただかしていただきます、と感謝の心を持って食している民族です。
最近ではこの、いただきます、に反対している人も多いとか・・
これなどはとんでもない話です。
私がお墓の学校を始めた一番の理由は、忘れてしまった日本人の心を取り戻すことです。
お墓作りを通して、供養の心と命の大切さを伝え導くことなんです。
私たちの命は父母、祖父母、そのまた父母、祖父母といった4代前で合計30人のご先祖様があって、うまれてきたんですね。
お墓参りを通した先祖供養が家族の絆づくりなんです。